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【食の専門家解説】犬がおやつは食べるのにごはんを食べない!理由と対処法を知恵で解決!

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【食の専門家解説】犬がおやつは食べるのにごはんを食べない!理由と対処法を知恵で解決!

愛犬がごはんを食べないのにおやつだけは食べ、悩まれているオーナー(飼い主)さんはいらっしゃいませんか?

我が家の愛犬もおやつだけは食べる日が続き、毎日悩んでいたことがあります。

今回は、おやつは食べるのにごはんを食べない理由と対策について、我が家の実体験とペットフーディストの知識をあわせて、詳しく解説します!

目次

犬がごはんを食べないのにおやつは食べる理由

犬がごはんを食べないのにおやつは食べる理由について、ご紹介します。

ドッグフードに飽きた

いくら大好きな食べ物であっても、人間も同じものばかり食べていると飽きてしまいますよね。

犬も同様で、毎食よろこんで食べていたフードも、急に食べなくなってしまうことがあります。

犬は味よりも匂いで食べ物を判断しますので、もしフードの匂いを嗅ぐものの避けて食べないようなら、今のフードに飽きている可能性があるでしょう。

わがまま

愛犬がいつもの様子と変わらず元気で、特に体調不良などが見られない場合、わがままでごはんを食べないのかもしれません。

愛犬がごはんを食べないと心配で、代わりに大好きなおやつを与えてしまうこともあるかと思います。

しかし犬は賢いため、同じようなことを繰り返すうちに、「ごはんを食べなかったらおやつをもらえる」と学習してしまい、ごはんを食べずにおやつばかり食べるようになってしまうこともあるでしょう。

おやつを与えすぎている

おやつは、基本的には1日の楽しみやご褒美として与えますが、適量は1日に必要なエネルギー要求量の10%程度です。

ごはんを食べないからとおやつを与えすぎていると、栄養バランスが崩れてしまいますし、おやつでお腹がいっぱいになって余計にごはんを食べない可能性もあります。

おやつの1日あたりの量や、1日に必要なエネルギー要求量は、計算式で求められます。

以下の記事で詳しく解説していますので、愛犬のおやつの適量を計算してみてください!

夏バテ

近年の異常気象により、気温も湿度も高い時期が長く続き、熱中症のニュースも毎年多く聞かれますよね。

人間と同じように、犬も暑さや湿度により、夏バテや熱中症を引き起こすおそれがあるため、注意が必要です。

犬は人間のように汗をかかないので、体温調節が難しく、暑さに弱いといわれています。

そのため、暑い日や湿度が高い日に愛犬がごはんを食べない場合は、夏バテをしている可能性もあります。

エアコンを利用して、気温と湿度を調整しましょう。

最近は、梅雨時期や秋も暑い日が多いですよね…

散歩の時間も、気温と陽射しに気をつけましょう!

愛犬の様子がいつもと違っていたり元気がない場合は、動物病院を受診してください。

食欲の低下

食欲の低下は、様々な要因によって引き起こされます。

ここでは、元気なのに食欲がない場合について解説していきますね。

子犬

子犬は生後4~5ヶ月までの成長が著しく、個々や犬種によっても違いますが、その後成長期のピークが過ぎると体重の増加もおだやかになり、食欲もおちついてきます。

ごはんを食べる量が減ると心配だとは思いますが、子犬の成長期では自然なことなので、元気ならば心配しすぎなくてもよいでしょう。

老犬

老犬になると、筋力や運動量、消化機能などが低下することで、ごはんを食べる量も減っていきます。

なかには、あごの筋力の低下や歯のトラブルなどにより、今まで食べていた硬いドライフードが食べづらくなるため、食べたくても食べられないという犬もいるでしょう。

そのような場合は、ウェットフードにかえたり、ドライフードをふやかして与えるとよいですね。

食べにくい

ドライフードの粒が大きかったり硬すぎたりすると、食べにくくて食欲が低下することもあります。

年齢や犬種によって適したドライフードの形状は異なりますので、もし愛犬が食べにくそうにしていたらフードを変えてみましょう。

環境の変化・ストレス

繊細な犬は、以下のような環境の変化やストレスによって、食欲が低下することもあります。

  • 旅行
  • ペットホテルでの宿泊
  • 引っ越し
  • 家族が増える
  • 大きな音
  • 動物病院への通院
  • 長い留守番
  • 運動不足
  • コミュニケーション不足  など

愛犬の様子を観察し、ストレスを解消してあげましょう。

食欲の低下は、体調不良や病気の際にも見られる症状です。

愛犬の元気がなかったり、食欲低下の他にも気になる症状がある場合には、動物病院を受診しましょう。

我が家の愛犬の場合

我が家の愛犬がごはんを食べなかった理由は、お腹がすいていないからでした。

ごはんは食べないのにおやつだけは食べる日が長く続き、毎日悩んでいた私ですが、愛犬の健康診断の時にかかりつけの獣医師に相談したことがきっかけで、ごはんを食べない理由が判明します。

愛犬の胃をエコーで診てもらったところ、最後に食べたごはん(前日の夕食)から12時間以上たっていたので、本来ならば胃の中がからっぽになっているはずなのですが、愛犬の胃にはフードがたくさん詰まっていたのです。

獣医師に相談してエコーで診てもらわなければ、愛犬がどのような状態なのかわからず、対処もできませんでした。

我が家の愛犬は幸い病気ではなかったのですが、もしあなたが愛犬の様子で気になることがあるのならば、かかりつけの獣医師に相談することをおすすめします。

我が家の愛犬がごはんを食べなかった理由と、私が現在も続けている対処法について、下記の記事の中で解説していますので、興味がある方は是非ご覧ください!

体調不良や病気

愛犬があきらかに元気がなければ体調不良や病気を疑いますが、体調不良であっても嗜好性の高いおやつだけは食べるケースもありますので、見極めるのが難しいですよね。

判断するポイントとしては、いつもとは異なる症状が出ているかどうかです。

嘔吐や下痢、元気がないなどの症状がある際は、早めに動物病院を受診してください。

また、症状がなくても、愛犬の様子がいつもとちがう場合や、愛犬のことで何かしら不安なことがある場合は、動物病院を受診しましょう。

犬がおやつだけではなくごはんも食べるための対処法

次に、犬がおやつだけではなくごはんも食べるようになるための対処法をご紹介します。

前述した「理由」と照らし合わせて試していただきたいのですが、ごはんを食べない理由がストレスによるものならば、まずはストレスを解消してあげてください。

そして、ごはんは食べないけれど元気があるか・元気はないかによって対処法が変わってきますので、愛犬の様子をよく観察して以下をご覧ください。

ここでは、主に市販のドッグフード(ドライフード、ウエットフードなど)について解説していきますね。

ドッグフードをふやかす

ドライフード(カリカリ)は、ふやかすことでやわらかくなります。

硬いフードが食べにくいことでごはんを食べなかった場合、やわらかいふやかしたフードなら食べてくれるかもしれません。

ドライフードのふやかし方
  • 40℃以下のぬるま湯を、ドライフードが浸るくらい入れる
  • 15分前後おく
  • 愛犬の好みの硬さになったら完成

他にも、電子レンジを使うふやかし方や、冷蔵庫でじっくりふやかすやり方があります!

湿度や気温が高い夏場は雑菌が繁殖しやすく、長時間おいておくと腐敗する恐れがありますので、注意してふやかしましょう。

ドライフードのふやかし方や注意点については、以下の記事で詳しく解説しています。

愛犬にふやかしたフードを与えてみたい方は、是非ご覧ください!

ドッグフードをあたためる

犬は優れた嗅覚を持ち、味よりも匂いを重視します。

ふやかしたドライフードやウェットフードをあたためると香りが立つため、ごはんを食べない犬の食いつきもよくなることが期待できるでしょう。

電子レンジでフードをあたためる際は加熱しすぎないようにし、フードが熱くないか必ず確認してから愛犬に与えてください。

トッピングをする

ドッグフードに少量のトッピングをすることも、ごはんを食べてくれるようになるための対策のひとつです。

愛犬の好きな食材や愛犬の好みの匂いがする食材を、いつものフードにトッピングすることで食欲をかき立ててくれるかもしれません。

トッピングの種類

肉、魚、野菜などを茹でて、小さくカットしたものをトッピングしましょう。(野菜は食物繊維が豊富で消化しづらいため、細かく刻んで与えます。)

茹で汁には食材のうまみが溶け出しているので、ドッグフードにかけてスープ仕立てにしたり、ふやかす水分として使うのもいいですね。

トッピングの量

トッピングの量は、主食のドッグフードの10%~20%程度を目安とし、その分主食のフードを減らして与えます。

トッピングの量が多いと栄養バランスが偏ってしまいますので、注意しましょう。

ドッグフードの上にトッピングをのせると、トッピングしか食べないこともあるかと思いますので、よく混ぜてから愛犬に与えます。

また、毎日違った食材のトッピングを数種類入れると、ドッグフードよりもトッピングに注目してしまい、トッピングしか食べないということにつながりかねません。

ドッグフードを食べるための対処法としてトッピングを活用するのならば、適切な量と程度にとどめましょう。

トッピングはごはんに彩りを添えるものです。
愛犬の食事の時間が楽しく豊かになるよう、トッピングを上手に活用しましょう!

新しいドッグフードを試す

現在食べているドッグフードにいろいろ工夫してもごはんを食べない場合は、新しいフードを試してみるのもひとつの手です。

ドッグフードによって、味・香り・栄養素・粒の大きさ・硬さなど、全てが異なります。

この機会に違うドッグフードを試してみて、愛犬の好みのフードを新たに見つけてみるのもよいですね。

昨今、多種多様なドッグフードが市場に出回っていて、どのフードを選んだらいいのかわからない方もいらっしゃるかと思いますので、新しいドッグフードを探すときのポイントを以下に挙げました。

  • 総合栄養食であること
  • 主原料(フードのパッケージに書いてある原材料名の一番最初に書いてある食材)が肉や魚などのタンパク質であること
  • 無添加であること(保湿剤、安定剤、乳化剤、膨張剤、合成保存料、着色料、香料などが添加されていない)
  • 年齢や体質に合っているかどうか    

これらのポイントを踏まえて、現在食べているフードと香りや栄養素、粒の大きさや硬さ、主原料などが異なるドッグフードを選んでみましょう。


ここでひとつ、「yum yum yum!」というドライフードをご紹介しますね。

こちらのフードは、ドッグフード特有の匂いがせず、袋を開けたときにかつお節のいい香りが広がります。

和風だしのような香りのフードを食べたことがない犬にとっては、新しい香りに興味が惹かれるかもしれません。

また、「yum yum yum!」は無添加・高品質の総合栄養食なので、愛犬に安心して与えられます。

新しいフードを試すときは、愛犬が本当に気に入って食べてくれるのか心配ですよね。

そんな方には、50gのちょこっとパックがおすすめです!


新しいフードを試してみても、愛犬の体に合わないこともあります。

嘔吐や下痢、皮膚の症状などがでた場合は、そのフードを与えるのを辞め、動物病院を受診してください。

また、新しいフードに切り替える際に急に変えると、消化器官に負担がかかり下痢などの症状を引き起こす可能性があるため、注意が必要です。

新しいフードと現在のフードの割合を変えながら混ぜて与え、10日ほどかけて徐々に新しいフードに移行しましょう。

フードローテーションをする

フードローテーションとは、数種類の主食のフードを切り替えて順番に与える方法のことです。

愛犬のお気に入りのフードや、愛犬の体に合ったフードが複数あれば、フードローテーションをすることができます。

フードローテーションには、ドッグフードの飽きを防ぐなどのメリットがありますので、今食べているフードに飽きてごはんを食べない場合には、フードをローテーションする方法も効果的です。

その際、フードを急に変えたり短期間でローテーションをすると消化器官に負担がかかってしまうため、注意する必要があります。

前述しましたが、新しいフードに変える際には急に切り替えず新旧のフードを混ぜてその割合を変えていき、10日ほどかけて徐々に新しいフードに切り替えていきましょう。

また、フードは3ヶ月以上の期間をかけてローテーションし、愛犬の体に合っているフードかどうか、体調や便の状態を見て判断してください。

フードローテーションには他にも様々なメリットやポイントがあります。

新旧のフードの切り替えについても以下の記事で詳しく解説していますので、是非ご覧ください!

たくさん運動させる

ごはんを食べないからとおやつを与えすぎている場合、おやつでお腹がいっぱいになっている可能性もあります。

そんな時は、お腹がすくようにたくさん運動させましょう。

ドッグランで走るのもいいですし、アジリティーをするのもいいですね。

特別なことをしなくても、日々の散歩も少し意識すればよい運動になります。

いつもより長く歩いてみたり、早足で歩いたり、上り坂を散歩コースにいれたりして、愛犬と楽しんで散歩してみましょう。

おやつを控える

ごはんを食べないからとおやつを与えすぎていたり、ごはんの代わりにおやつを与えている場合は、まずはおやつを控えましょう。

1日に与えるおやつの量や回数を減らし、あらかじめ与えるタイミングを決めておきます。

その他ではおやつを与えないように徹底すれば、ごはんにも意識が向くようになるはずです。

それでも愛犬がおやつをあきらめない場合は、おやつをいつも食べているフードに変えてみてください。

はじめは大好きなおやつが欲しくて食べないかもしれませんが、おやつの代わりにいつものフードをあげることを徹底すると、愛犬もあきらめて食べるようになるでしょう。

その際は、おやつとして食べたフードの分食事の量を減らして、1日あたりのフードの給与量が変わらないようにしてください。

ごはんを食べなくても15分前後で片付ける

【食の専門家解説】犬がごはんを食べずに遊び食べしている理由は?対策と体験談もあわせて紹介!

ごはんは長く放置せず、食べ終わらなくても時間を決めて片付けましょう。

ごはんを下げる時間は、衛生面を考慮して15分前後をおすすめします。

ドライフードは長く空気に触れると酸化してしまいますし、水分が多く含まれているフードは、気温や湿度が高い時期は特に雑菌が繁殖しやすいです。

片付けたフードは次のごはんの時間までは出さず、その間おやつも与えません。

これを徹底することによって、愛犬は「次のごはんの時間まで食べられない」ことに気付き、ごはんを食べるようになるでしょう。

ごはんに集中できる環境を整える

犬がおやつは食べるのにごはんを食べない場合、集中して食事をするための環境を整えることも大切です。

ごはんを与える前には、おもちゃや愛犬の興味を引くようなものは片付けましょう。

そして、部屋の中で愛犬がおちついて集中できる場所か、狭い空間の方が集中できるようならケージやクレートの中でごはんを与えてみてください。

動物病院を受診する

以下のような場合で愛犬がごはんを食べないときは、早めに動物病院を受診してください。

  • 元気がない
  • 嘔吐や下痢など何かしらの症状がある
  • いつもと様子がちがう  など

また、上記のようなことがなく愛犬が元気であっても、本質的な原因がわからない場合や、オーナー(飼い主)さんが何かしら不安なときは、かかりつけの獣医師に相談しましょう。

ソラ

我が家の愛犬も、かかりつけの獣医師に相談・検査をして、ごはんを食べない原因がわかりました!

まとめ

今回は、犬がおやつは食べるのにごはんを食べない理由と対処法について、詳しく解説しました。

ごはんを食べずおやつだけ食べていると、栄養バランスが崩れ、愛犬の健康を害するおそれもあります。

ごはんを食べない理由は様々かと思いますが、前述した対処法を参考にしていただき、根気よく取り組んでいきましょう。

また、愛犬の様子がいつもと違っていたり、オーナーさんが何かしら不安なことがある場合は、動物病院を受診してください。

愛犬とオーナーさんが、楽しいごはんの時間を過ごせますように…!

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