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ペットフーディスト
愛犬のアレルギー発覚を機に、ペットフーディストの資格を取得しました。
犬のごはんや愛犬との暮らしで気になったことを発信します。
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【食の専門家解説】犬がごはんを食べずに遊び食べしている理由は?対策と体験談もあわせて紹介!

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【食の専門家解説】犬がごはんを食べずに遊び食べしている理由は?対策と体験談もあわせて紹介!

愛犬がごはんを食べず、日々悩んでいる方も多いかと思います。

我が家の愛犬もいつもごはんを残していて、毎日悩んでいました。

ごはんを食べない原因は様々ありますが、中でもあそびながらごはんを食べる「遊び食べ」は、オーナー(飼い主)の意識と工夫で改善されます。

今回は、遊び食べをしてしまう理由と対策について、ペットフーディストが詳しく解説します。

また、我が家の愛犬がなぜごはんを食べなかったのか、どのように改善したのか、体験談もあわせてご紹介しますので、参考にしていただけたら幸いです!

目次

遊び食べとは

遊び食べとは、ごはんを食べている最中にフードをわざと散らかしたり、うろうろしたり、おもちゃで遊んだりすることで、集中してごはんを食べないことを指します。

ごはんを完食するのに時間がかかるので、オーナーさんもやきもきしてしまいますよね。

犬が遊び食べをする理由

犬が遊び食べをする理由をご紹介します。

お腹がすいていない

ごはんを食べず遊び食べをしている原因として、お腹がすいていないことがあげられます。

お腹がすいていなければ、ごはんは食べられませんよね。

1食のごはんの量が多かったり、ごはんの時間が早くてまだお腹がすいていなかったり、元々少食であまりお腹がすかない犬もいます。

ソラ

我が家の愛犬もお腹がすかず食べませんでした。
詳しくは後述します!

お腹がすかない理由も犬によって違いますので、愛犬の様子を見ながら対応しましょう。

対策はこちらをクリック

ごはんの時間の間隔や少食の犬について、こちらの記事で解説していますのでご覧ください!

おやつを与えすぎている

ごはんを食べないから心配で、おやつを多めに与えていませんか?

おやつを多く与えているうちに愛犬は、「おやつがあるからごはんを食べなくていい」と思ってしまっているかもしれません。

おやつは、基本的には1日の楽しみやご褒美として、1日に必要なエネルギー要求量の10%程度を与えます。

おやつを多く与えると、栄養バランスも崩れてしまうので注意しましょう。

対策はこちらをクリック

おやつの1日あたりの量や、1日に必要なエネルギー要求量については、こちらの記事で詳しく解説していますのでご覧ください。

いつもごはんを放置している

愛犬が遊び食べをしていてなかなか食べ終わらないからと、ごはんを長く放置していませんか?

ごはんをいつまでも放置していると、犬は「今すぐ食べなくてもいつでも食べられる」と思ってしまいます。

それが、すぐにごはんを食べないで遊び食べをしてしまうことにつながるのです。

対策はこちらをクリック

オーナー(飼い主)の気を引きたい

愛犬が遊び食べをしていると、近くに寄ったり話しかけたりする方もいらっしゃるかと思います。

そのような経験をした犬で、特に甘えん坊な性格の犬は、ごはんを食べずに遊んでいれば大好きなオーナーさんの気を引けるという思いから、遊び食べを続けているのかもしれません。

なかには、ごはんを食べないからと手で与えているうちに、手以外では食べなくなってしまう犬もいます。

手からごはんを食べることで、大好きなオーナーさんに甘えたいのかもしれませんね。

対策はこちらをクリック

犬に遊び食べをさせない対策

次に、犬が遊び食べをしないようにする対策方法をご紹介します。

前述の「理由」に沿った対策となっていますので、あわせてご覧ください。

たくさん運動させる

お腹がすかなくてごはんを遊び食べしてしまう犬には、お腹がすくようにたくさん運動させましょう。

ドッグランで走るのもいいですし、アジリティーをするのもいいですね。

特別なことをしなくても、日々の散歩も少し意識すればよい運動になります。

いつもより長く歩いてみたり、早足で歩いたり、上り坂を散歩コースにいれたりして、愛犬と楽しんで散歩してみましょう。

少食の犬やごはんに執着していない犬も、たくさん運動してお腹がすいたら、集中してごはんを食べるかもしれませんね。

”ごはんを食べないからおやつをあげる”ことはしない

ごはんを食べないと心配で、なにか食べてほしくてついおやつを多く与えてしまう方もいるかと思います。

それが原因で遊び食べをする場合は、1日あたりのおやつを与える回数を減らしましょう。

おやつを与えるタイミングをあらかじめ決めておいて、その他でおやつはあげないことを徹底すれば、ごはんにも意識が向くようになります。

ごはんを食べなくても15分前後で片付ける

ごはんは長く放置せず、食べ終わらなくても時間を決めて片付けましょう。

ごはんを下げる時間は、衛生面を考慮して15分前後をおすすめします。

ドライフードは長く空気に触れると酸化してしまいますし、水分が多く含まれているフードは、気温や湿度が高い時期は特に雑菌が繁殖しやすいです。

片付けたごはんは、次のごはんの時間までは出しません。

これを徹底することによって、愛犬は「次のごはんの時間まで食べられない」ことに気付き、遊び食べをせずにすぐにごはんを食べるようになるでしょう。

遊びやスキンシップの時間を増やす

オーナーさんにかまってほしくてチラチラ様子を見ながら遊び食べをしている時は、愛犬を必要以上にかまわないようにします。

そのかわり食事の時間以外で、愛犬とのスキンシップや遊びの時間をたっぷりとって、思う存分甘えさせてみましょう。

大好きなオーナーさんに甘えられて満足すると、遊び食べも減ってくるかもしれません。

また、手であげないと愛犬がごはんを食べず、困っているオーナーさんは、

  • ごはんを食べなくても手であげない
  • ごはんを食べなくても15分前後で片付ける

ということを徹底します。

ごはんを入れる食器を変えてみたり、食事の場所を変えてみるのも良いですね。

根気がいることではありますが、上記のことを徹底すると、お腹がすけば自分で食べるようになるでしょう。

遊び食べが原因ではなく、その他の理由によって手であげないとごはんを食べない場合、気になる症状があればかかりつけの獣医師に相談してください。

ごはんに集中できる環境を整える

遊びながらごはんを食べてしまう犬には、食事に集中できる環境を整えることが必要です。

遊びの時間と食事の時間をはっきりと区別し、ごはんを与える前にはおもちゃや愛犬の興味を引くようなものは片付けます。

そして、部屋の中で愛犬がおちついて集中できる場所か、狭い空間の方が集中できるならケージやクレートの中でごはんを与えましょう。

ごはんの食器で遊ぶ場合は、食器を固定できる台(台に穴があいていてそこに食器をはめるタイプなど)を活用してみるのもよいですね!

我が家の愛犬がごはんを食べなかった理由と対策

我が家の愛犬が遊び食べをしていた理由は、お腹がすいていないからでした。

ここから少し、我が家の愛犬のはなしを書きます。

同じようなケースで遊び食べに日々悩まれているオーナーさんの、解決の糸口になれれば幸いです。


我が家の愛犬も毎日のように遊び食べをしていて、頭を悩ませていました。

毎日ごはんを残すので体重はなかなか増えず、常に痩せていて、遊び食べをする理由がわからず試行錯誤の毎日でしたが、ひょんなことからごはんを食べない理由がわかります。

ある時、かかりつけの動物病院で健康診断をした際、「ごはんを食べずなかなか体重が増えない」ことを相談すると、エコーで胃腸を診てもらえることになりました。

朝食を抜いて受診したため、本来なら昨日の夕食から12時間以上たっているので胃の中はなにもない状態のはずなのですが、エコーで診てもらうと胃の中にごはんがたくさん詰まっていたのを今でも鮮明に覚えています。

獣医師からは、「胃の中にこれだけごはんが残っているから食べないんだね。お腹がすかないわけだ」と言われました。

エコーで診たところ、大腸や小腸はしっかり動いていたため、なにかの病気ではなく消化ができていないということでしたので、消化を良くするためドライフードをふやかして与え消化酵素のサプリを使いはじめます。

消化酵素とは?
  • 食物を分解して(タンパク質、脂質、炭水化物)、栄養素の吸収を助ける働きをもつ酵素です。
  • 消化酵素は体内で分泌されますが、食物からも摂取できます。

ドライフードをふやかして与えることについては、以下の記事で詳しく解説していますので、是非ご覧ください。

ふやかしたフードも消化酵素のサプリも消化を助けてくれるため、エコーで診てもらった日から毎食愛犬に与えると共に、消化は体力を消耗するので、散歩の時間を増やすなどして体力作りも行っています。


消化能力が弱くお腹がすかなかった我が家の愛犬は、現在も消化酵素のサプリとふやかしたドライフードを食べています。

全ての犬が我が家の方法で解決できるわけではないと思いますが、少食な犬や元々食べ物に執着しない犬は、もしかしたら消化がうまくできずお腹がすかなくてごはんが食べられないのかもしれません。

かかりつけの獣医師に相談してみるのもよいですね!

我が家の愛犬が使っている消化酵素のサプリはこちらです。

まとめ

今回は、ごはんを遊び食べする理由と対策について、詳しく解説しました。

遊び食べをする理由はそれぞれ違うと思いますが、食事に集中できる環境を整えて、工夫しながら根気よく取り組んでいきましょう。

愛犬とオーナーさんが楽しいごはんの時間を過ごせますように…!

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