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【食の専門家解説】犬にはヤギミルクがおすすめ!デメリットやメリットを紹介!

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【食の専門家解説】犬にはヤギミルクがおすすめ!デメリットやメリットを紹介!

みなさんは愛犬にヤギミルクを与えたことがありますか?

様々なヤギミルクの商品がペットショップに並んでいるので、手に取ったことがあるオーナー(飼い主)さんもいらっしゃるかと思いますが、そもそもヤギミルクとはどのような食品なのでしょうか。

オーナーさん

ヤギミルクって犬におすすめなの?

オーナーさん

ヤギミルクにデメリットはある?

オーナーさん

ヤギミルクの与え方や適量を知りたい!

このように考えているオーナーさんに読んでいただきたい記事です。

結論からお話しすると、ヤギミルクは栄養価が高く、子犬から老犬まで与えることができる食品です。

しかし、与える際の注意点や適量を守らないことで、デメリットが生じる可能性もあります。

そこで今回は、犬にヤギミルクをおすすめする理由や、ヤギミルクのメリット・デメリット、与え方や適量、注意点などを、ペットフーディストが詳しく解説します!

この記事でわかること
  • 牛乳と比べるとわかる、ヤギミルクをおすすめする理由
  • ヤギミルクのメリット・デメリット
  • ヤギミルクの与え方・適量
  • ヤギミルクを与える際の注意点
  • おすすめの無添加ヤギミルク

ヤギミルクを使った商品がたくさんあり、どれを選べばよいか悩んでいるオーナーさんは、こちらの無添加ヤギミルクはいかがでしょうか。

ヤギミルクに興味がある方は、ぜひ最後までご覧ください!

目次

犬にヤギミルクを与えても大丈夫

ヤギミルクには、犬の健康を害する成分が含まれていないため、安心して愛犬に与えることができます。

栄養価が高いヤギミルクは、子犬から老犬まで与えることができる食品です。

与える際の注意点や適量を守って、愛犬の栄養補給や水分補給をサポートしてくれるヤギミルクを上手に活用しましょう。

牛乳との違いからわかる、犬にヤギミルクをおすすめする理由 

私たち人間は牛乳は身近な存在ですが、ヤギミルクはなかなか馴染みがない食品かと思います。

そもそも、ヤギミルクにはどのような栄養成分があるのでしょうか。

下記に、ヤギミルクと牛乳の主な栄養成分を比較してみました。

成分名普通牛乳ヤギミルク
カロリー(kcal)6157
タンパク質(g)3.33.1
脂質(g)3.83.6
ビタミンA(μg)3836
葉酸(μg)51
カルシウム(mg)110120
鉄(mg)00.1
リン(mg)9390
亜鉛(mg)0.40.3
可食部100gあたりの栄養成分は、文部科学省の食品成分データベースを参考にしています

このように比較してみると、多少の違いはあるものの、牛乳とヤギミルクの栄養成分には大きな差がないことがわかります。

ヤギミルクは、牛乳よりも犬の母乳に近いといわれているので、その点でも安心して犬に与えることができますね。

栄養成分では大きな差がないのに、なぜ犬にはヤギミルクをおすすめしたいのか、これから解説していきます。

消化吸収が良い

牛乳とヤギミルクの成分を比べると、以下のような違いがあります。

脂肪の粒が小さい

ヤギミルクの脂肪球は、牛乳と比べて大きさが約1/6と小さいので、体内の消化酵素によって素早く分解されます。

そのため、ヤギミルクは消化吸収が良く、お腹に優しい食品です。

中鎖脂肪酸が多い

中鎖脂肪酸は、体内に蓄積されにくく消化吸収が早い性質があります。

ヤギミルクには牛乳の約2倍の中鎖脂肪酸が含まれているので、牛乳よりも消化吸収が良いです。

乳糖の量がやや少ない

牛乳を飲んでお腹をこわした経験はありませんか?

それは、牛乳に含まれている乳糖がなかなか消化吸収できないためで、これを乳糖不耐症といいます。

ヤギミルクにも乳糖が含まれていて、牛乳との差はやや少ない程度です。

そのため、乳糖の量というよりも、前述した脂肪球や中鎖脂肪酸によって、ヤギミルクの方が消化吸収が良いとされています。

ソラ

愛犬が乳糖不耐症で、ヤギミルクを与えるのが心配な方は、かかりつけの獣医師に相談しましょう。

これらのことから、ヤギミルクは消化吸収が良い食品だということがわかります。

消化吸収が良いと消化不良をおこしにくいだけではなく、栄養素を効果的に摂取することができるので、ヤギミルクは犬におすすめできる食品です。

低アレルゲン

牛乳にはαS1-カゼインというタンパク質が多く含まれていて、これが主な牛乳アレルギーの原因とされています。

ヤギミルクにも少量のαS1-カゼインが含まれていますが、ヤギミルクの主成分はβ-カゼインというタンパク質です。

この主なタンパク質の違いによって、ヤギミルクはアレルギーが起こりにくい食品だといわれています。

アレルギー発症のリスクが全くないわけではありません。
はじめて与える場合は様子を見ながら少量を与えましょう。

タウリンが多く含まれる

ヤギミルクにはタウリンが豊富に含まれています。

タウリンは、網膜や心筋、肝臓、腎臓の健康維持をサポートする必須アミノ酸です。

牛乳に含まれるタウリンは少量ですが、ヤギミルクには牛乳の20倍のタウリンが含まれていて、人乳と同等程度といわれています。

犬にヤギミルクを与えるメリット

前述したとおり、ヤギミルクには、「消化吸収が良い」「低アレルゲン」「タウリンなど効果的に栄養素を摂取できる」というメリットがあります。

その他にもお伝えしたいメリットがありますので、ご紹介しますね。

子犬から老犬まで与えることができる

ヤギミルクは、子犬から老犬まで与えることができる食品です。

子犬

犬の母乳に近い成分であるヤギミルクは、子犬期の栄養補給のサポートに適しています。

しかし、ヤギミルクの栄養価が高いとはいえ、成長期の子犬に必要な栄養をヤギミルクだけで補うことはできません。

ヤギミルクを子犬に与える際は、主食のフードにトッピングするか、水に溶かしたものを、様子を見ながら少しずつ与えましょう。

老犬

ヤギミルクは栄養価が高く消化吸収が良いため、食欲がない老犬の栄養補給や、消化機能が衰えてきた老犬に適しています。

老犬にヤギミルクを与える際は、個々によって体調も異なるので、愛犬の様子を見ながら少しずつ与えることが必要です。

また、持病がある場合は、ヤギミルクの成分が健康を害する可能性もありますので、かかりつけの獣医師に相談してから与えましょう。

嗜好性が高く水分補給に役立つ

愛犬がなかなか水を飲まず、心配した経験はありませんか?

特に冬場はのどが渇きづらく、水分摂取量が減ってしまうこともあるかと思います。

ヤギミルクはほのかに甘い香りがしますので、水よりも興味を示してくれますし、おいしい味がついていたら犬も喜んで飲んでくれますよね。

犬にヤギミルクを与えるデメリット

たくさんのメリットがあるヤギミルクですが、与える際の注意点や適量を守らないことで、メリットがデメリットになりえることもあります。

それでは、ヤギミルクのデメリットをご紹介しますね。

肥満のおそれがある

ヤギミルクは、牛乳と同じくらいカロリーが高い食品です。

栄養価が高いからといって、たくさん与えすぎると太る可能性があります。

特に、老犬や運動量が少ない犬、体重管理が必要な犬は、摂取カロリーに注意しましょう。

嘔吐や下痢のおそれがある

前述したとおり、ヤギミルクは消化吸収が良い食品です。

しかし過剰に与えることで、逆に胃腸に負担がかかり、嘔吐や下痢を引き起こすおそれがあります。

ヤギミルクのメリットを生かすためにも過剰に与えることは避け、適量を心がけて愛犬に与えましょう。

アレルギー発症のおそれがある

前述したとおり、牛乳のアレルゲンであるαS1-カゼインは、ヤギミルクにも少量含まれています。

ヤギミルクは低アレルゲンの食品ではありますが、全ての犬がアレルギーを発症しないわけではありません。

そのため、はじめてヤギミルクを与える際は、愛犬の様子を見ながら少量ずつ与えましょう。

アレルギーの主な症状
  • 皮膚が赤い
  • 身体のかゆみ
  • 特定の部位をかきむしったりかんだりする
  • 毛が抜ける
  • 嘔吐
  • 下痢
  • 1日の便の回数が多い
  • 食欲不振   など

アレルギー症状は数日たってから現れることもあります。

症状が出たらヤギミルクを与えるのはやめ、動物病院を受診してください。

ヤギミルクの与え方 

ヤギミルクは水分補給としてだけではなく、いろいろな与え方があります。

水かぬるま湯で溶かす・そのまま与える

粉末のヤギミルクの場合は、水かぬるま湯で溶かしてから与えましょう。

液体のヤギミルクは、パッケージに書いてある規定量を超えないように、そのまま与えます。

ヤギミルクは傷みやすいため、いつもの飲み水の代わりに置いておくことはできません。

また、カロリーも高いので、飲み水の代わりとして与えると太る可能性もあります。

愛犬にヤギミルクを飲ませるときは、おやつやご褒美など、与えるタイミングを決めるとよいですね。

いつものフードに混ぜる

主食のフードにヤギミルクをふりかけて与えるのもよいですね。

ヤギミルクは甘い香りがしますので、香りにつられていつもよりごはんの食いつきが良くなるかもしれません。

また、水と一緒にヤギミルクを入れてドライフードをふやかすと、水分補給もできておすすめです。

手作り食に取り入れる

ヤギミルクを使用した様々な商品が市販されていますが、ご家庭でもヤギミルクを入れておやつやごはんを作ってみるのも良いですね。

はじめてヤギミルクを与える場合は、愛犬の様子を見ながら少量ずつ与えましょう。

犬に与えるヤギミルクの適量はどのくらい? 

さて、カロリーが高く、過剰に摂取すると太るおそれがあるヤギミルクですが、愛犬にどのくらいの量を与えるのがよいのでしょうか。

市販されているヤギミルクには、パッケージに目安となる給与量が書いてあります。

商品によってカロリーも多少違うので、愛犬に与える商品のパッケージに書いてある給与量を参考にすると良いですね。

私がおすすめする、無添加の粉末ヤギミルク「はぐくみヤギミルク」の1日の給与目安量は、このようになっています。

体重目安量体重目安量
2kg~5g15kg~22g
5kg~10g20kg~27g
10kg~16g25kg~32g

この給与量はあくまで目安ですので、年齢や運動量、体調などを考慮して、愛犬の様子を見ながら調整して与えてください。

主食のフードとおやつをしっかり食べている場合、記載されている量でヤギミルクを与えると、カロリーオーバーになる可能性もあります。

老犬や運動量が少ない犬、体重管理が必要な犬は、特に量を調整して与えましょう。

ソラ

パッケージに書いてある目安の量よりも少なめに与えることをおすすめします!

愛犬にヤギミルクを与えるときは、その日のトッピングやおやつの量は減らして与えましょう。

犬にヤギミルクを与えるときの注意点

犬にヤギミルクを与える際の注意点をご紹介します。

少しずつ与える 

愛犬にはじめてヤギミルクを与えるときは、少しずつ様子を見ながら与えましょう。

ヤギミルクは低アレルゲンの食品ですが、全ての犬がアレルギーを発症しないわけではありません。

特に、他の食品でアレルギー発症している犬は注意が必要です。

ヤギミルクを与えていつもと異なる症状がでた場合は、動物病院を受診してください。

適量を守る

前述したとおり、ヤギミルクはカロリーが高い食品なので、過剰に与えると太るおそれがあります。

また、消化吸収が良いヤギミルクでも、過剰に与えることで逆に胃腸に負担がかかり、嘔吐や下痢を引き起こす可能性もあります。

適量を守って、ヤギミルクを愛犬に与えましょう。

残したヤギミルクは廃棄する

愛犬が残したヤギミルクをそのまま放置しておくと、雑菌が繁殖してしまいます。

口をつけたヤギミルクは、保存せずに廃棄しましょう。

ヤギミルクを作ったらすぐに与えることも大切です!

持病がある犬は注意する

持病がある犬や服薬中の犬は、ヤギミルクを与える際に注意が必要です。

ヤギミルクには犬の健康を害する成分は含まれていませんが、病気や薬によっては有害となるものもあります。

ヤギミルクを愛犬に与える前に、かかりつけの獣医師に相談すると安心です。

腎臓病

腎臓病の犬にヤギミルクを与える際は、注意が必要です。

ヤギミルクに含まれるカリウム、リン、タンパク質は、腎臓に負担をかけるおそれがあります。

制限が必要なのかは腎臓病の進行具合によって異なりますので、ヤギミルクを与える前にかかりつけの獣医師に相談してください。

尿路結石症

尿路結石症の犬にヤギミルクを与えることは、一般的におすすめできません。

ヤギミルクにはカルシウムやリン、マグネシウムが含まれおり、これらが結石を作るおそれがあるからです。

尿路結石症の犬は、食事制限や食事療法が必要なことが多いので、ヤギミルクを与える前には必ずかかりつけの獣医師に相談してください。

尿路結石症を経験したことがある犬も、ヤギミルクを与える前に獣医師に相談すると安心ですね。

おすすめの無添加ヤギミルク

ヤギミルクには、粉末タイプと液体タイプがあります。

液体タイプは開封後あまり保存がきかないこともあり、粉末のヤギミルクの方が扱いやすいためおすすめです。

ここでひとつ、粉末のヤギミルクをご紹介します。

GREEN DOG & CAT Premium はぐくみヤギミルク

GREEN DOG & CATのオリジナルブランドの粉末ヤギミルクです。

成分未調整の全脂肪タイプのヤギミルクなので、栄養もそのまま摂ることができます。

添加物(保存料など)は一切使われていないので、安心して愛犬に与えることができる、おすすめの粉末ヤギミルクです。

ヤギミルクについてのよくある質問

わんこと私のくらし Q&A
ヤギミルクは毎日与えてもいい?

毎日与えても大丈夫ですが、肥満や消化不良を引き起こさないよう、適量を守りましょう。

ヤギミルクを与える際は、カロリーオーバーにならないように、その日のトッピングやおやつの量は減らして与えてください。

ヤギミルクは肝臓に優しいって本当?

ヤギミルクにはタウリンやシスチンが豊富に含まれています。

これらは肝臓の健康維持をサポートする成分ですが、ヤギミルクを与えすぎると肥満や肝機能低下につながるおそれもあります。

肝臓病の犬は、ヤギミルクを与える前に必ずかかりつけの獣医師に相談してください。

まとめ

今回はヤギミルクについて詳しく解説しました。

ヤギミルクは、与える際の注意点や適量を守れば、栄養補給や水分補給をサポートしてくれる、子犬から老犬まで与えることができる食品です。

ヤギミルクを食事のひとつに加えて、愛犬と幸せなおやつ・ごはんの時間をお過ごしください!

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